最近、注目されている新しい乗り物、「電動キックボード」。香川県三豊市の父母ヶ浜では2022年4月に業者がレンタルを始めました。観光シーズンを前に、警察が安全に利用してもらうための啓発活動をしました。
(宮川周三リポート)
「気持ちいい! 初めて乗りましたが簡単にできました」
電動キックボードは、車輪付きの板に電動式のモーターが付いた乗り物です。
アクセルレバーを押すと加速し、強く押すほどスピードが出ます。
三豊市の観光スポット、父母ヶ浜では2022年4月に業者がレンタルを始めました。
(レンタル業者「ハバス リモ」/和泉好紀 代表)
「細い道など、これに乗っていろんな所を探索してもらったりとかしてもおもしろいと思いましたので僕らが提供を始めました。海沿いを走ってもらってもいいですし、車が少ない所を走ってもらったら風を体に受けてとても気持ちよく走れると思いますので」
しかし、注意点もあります。電動キックボードは今の法律では原付きバイクと同じ扱いになります。そのため、運転には原付きバイクの運転免許やヘルメットの着用などが必要です。
一方、2022年4月に改正道路交通法が成立し、2年以内に最高時速が20キロ以下の電動キックボードに限って16歳以上の人は免許がなくても乗れるようになる見込みです。
(警察の呼び掛け)
「ルールを守って安全に乗ってください」
観光シーズンを前に三豊警察署の警察官らが観光客にチラシを配って電動キックボードの安全な利用を呼び掛けました。
香川県では電動キックボードを知らない人が多いとして今後も啓発活動をしたいと話しています。
(三豊警察署/串田正人 交通課長)
「父母ヶ浜という性質上、歩行者の方もたくさんいらっしゃいます。歩行者の方に最大限注意して思いやりをもった運転をしていただきたいと思っております」