球児を支える人たちの物語です。野球をしていた兄の影響で、高校で念願の野球部に入った就実のマネージャー。入学後に発症した病気と闘いながら選手と一緒に挑んだ最後の夏――。
12日、雨で岡山大会初の継続試合となった就実。一転、13日は青空が広がる中、試合が再開しました。
ベンチから見守るのは、マネージャーの石野木葉さん(3年)です。就実に入学し、念願だったマネージャーになりました。しかし、高校1年の終わり、目まいや頭痛などが続き部活に行けない日が多くなりました。
(石野さんの母/石野美江さん)
「とにかく3年間頑張ってほしい。目標だった、夢であった入場行進を目指して頑張りました」
それでも仲間を支え、マネージャーを続けました。止まない雨はない……必死に追いすがる就実、ともにベンチで戦う石野さん。最後まで戦い続けた夏は青空の下、幕を閉じました。
【岡山南 4-1 就実】
(就実 マネージャー/石野木葉さん)
「家族も選手もたくさん支えてくれて、理解してくれて、少しも焦らずに自分のペースで治すことができて、最後の夏に間に合わせることができて、本当に良かったです」