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【解説】「全国旅行支援」スタート 岡山・香川でルールに違いも 国内外の旅行巡る変化に観光地から期待の声

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 今回の解説は「観光」についてです。11日から国内・国外それぞれの旅行を巡る大きな変化がありました。その一つが「全国旅行支援」の開始です。観光地は今、国内外からの集客に期待を寄せています。

全国旅行支援がスタート 観光地「集客に期待」

 11日、高松市の栗林公園には朝から多くの観光客が訪れていました。

(和船の船頭)
「(観光客が)非常に増えてきている。関東系や近畿系の方がたくさんいらっしゃる。(コロナの時の)2倍・3倍くらいのレベルで上がってきている」

 栗林公園の来園者は2018年度は約71万人でしたが、新型コロナの影響で2021年度の来園者数は2018年度の3割ほどに落ち込みました。それでも2022年8月ごろからはだんだんと客足が戻り、現在は7割ほどまで回復しているということです。

 そんな中での全国旅行支援には公園内の店舗も期待しています。

(栗林公園内の飲食店)
「もう期待は満々です。もう10倍でも100倍でも1万倍でも1億人でも来てほしいですよ、栗林公園活性化しないと」

 南米・ボリビアの「ウユニ塩湖」にも例えられる県内有数のフォトスポット、三豊市の父母ヶ浜でも期待の声が聞かれました。

(浜辺近くの飲食店)
「単純に人が増えて、たくさん来客数が増えればいいなと。コロナ禍のときも変わらずやってきたので1つでも多く商品がお客さんのもとに届けばこちらとしてもうれしいなと」

 11日も駐車場には多くの県外ナンバーが止まり、写真を撮る観光客でにぎわっていました。

(観光客は―)
「千葉から来ました。景色がきれいで良かったです」
「石川県の金沢から来ました。自由気ままな定年後の旅ということで」

 県外からの観光客が目立つ一方で――。

Q.全国旅行支援、利用してますか?
(東京からの観光客)
「まだ使ってないです。あるのは知っているんですけど、使えるのかなっていう、詳しい使い方がわからないです」
(東京と京都からの観光客)
「使えるんだったら使いたいけど、でも調べるのが手間っていうところも。よくわからないなっていうのが、いまの感覚としてはあります」

(WeBase高松/渡邉幸雄 総支配人)
「きょうもだいぶ電話が問い合わせが多くなっています。対応が一律でないものですからそういう問い合わせが多くなっていて、はっきりとユーザーの皆さんに答えられないというところではちょっと迷惑を掛けているのかなというふうに思っている」

 11日、高松市のホテルWeBase高松は「全国旅行支援」に関する問い合わせ対応に追われていました。混乱もありますが、今回の全国規模の旅行喚起策には大きな期待を寄せています。

(WeBase高松/渡邉幸雄 総支配人)
「今まではブロックということで限られた地域だけでしたけど、今回、全国拡大ということで大いに期待をしております。(10月以降の)予約は、まだ徐々にというところで増えてきている。交通を使うとさらに割引が多くなるので首都圏を始め遠方からの問い合わせが多くなってきている」

「全国旅行支援」って? 岡山・香川で違いも

 「期待」と「とまどい」の声が聞かれた「全国旅行支援」について改めて説明します。

 運用は都道府県別で行われ、岡山、香川など46の道府県は11日に始まりました。

 旅行代金の40%を割り引くというもので、岡山、香川ともに交通機関を利用した旅行だと1人1泊あたり最大8000円、「宿泊のみ」や「日帰りの旅行商品」は最大5000円が割り引かれます。さらに県内の土産物店などで使えるクーポン券も平日であれば最大3000円分もらえます。

 都道府県によって独自のルールもあります。

 香川県は平日の場合、5000円以上の旅行でなければ利用できませんが、岡山県はより気軽に使ってもらおうと2000円以上としています。

 利用には、新型コロナのワクチン接種を3回受けるか、検査で「陰性」となることが必要です。

 期間は12月20日まで、もしくは予算がなくなった時点ですが、初日に予約の受け付けが一時終了するところがあるなど、全国的に大きな反響がありました。

 この全国旅行支援に加えて関係者が期待を膨らませているのが「インバウンド需要」の復活です。

水際対策緩和&国際線再開 インバウンドへの期待感

 10月7日、韓国のアシアナ航空の子会社「エアソウル」が、高松ーソウル線の定期運航を11月23日に再開すると発表しました。新型コロナの影響で運休が続いていましたが、約2年半ぶりの再開です。

(エアソウル/金玉鉉 日本地域本部長)
「韓国人は、日本のもちろん東京、大阪とかも好きですけど、各地方が大好きなので、韓国の中でも、地方の中でも高松路線はすごい人気路線」

 香川県観光協会によると2019年、香川県に宿泊した外国人観光客は約77万人。しかし、新型コロナの影響で大きく落ち込み2021年は1万3000人でした。それでも、水際対策は徐々に緩和されていて、11日には入国者数の上限撤廃、海外からの個人旅行解禁などほぼコロナ禍前の状態に戻りました。

 「エアソウル」も2023年3月までにコロナ禍前の水準となる平均搭乗率80%を目指すとしています。

(エアソウル/金玉鉉 日本地域本部長)
「けっこう若い人たちも日本に行きたい人が多いので、全年齢の世代が結構利用するのではないかと思っています」

 多い時では宿泊客の半数が外国人観光客だったというWeBase高松で、は受け入れの準備を進めています。

(WeBase高松/渡邉幸雄 総支配人)
「コロナ前からインバウンドについては積極的に受け入れをしていたので、今回はソウル便が一番早く再開するのではないかと予想して、少し前から準備を進めていて、11月23日の再開に向けて猛ダッシュできるように準備を進めている」

 水際対策の緩和や全国旅行支援の開始。

 国内外の人の動きが活発になることが予想される中渡邉さんは街全体でいかに長く滞在してもらうかが観光復活のカギになると考えています。

(WeBase高松/渡邉幸雄 総支配人)
「ホテル単体だけでなく、観光事業者、交通であったりとか観光施設だったりとか、物販、飲食の方々と一緒に、高松にいかに長く滞在していただいてより多くの消費をしてもらおうと考えております。全国各地からお越しいただいて楽しんでいただければと思います」

 岡山県・香川県によると、全国旅行支援に関しては「県民割」などと比べても多くの問い合わせ・申し込みがあるということです。ただし、「全国旅行支援」の内容は都道府県によって異なります。

 旅行を検討されている方は、まずは行き先の自治体の支援内容を確認してみてください。

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