15日、岡山県新見市の重要無形民俗文化財「土下座まつり」が3年ぶりに行われ、大名行列が街を練り歩きました。
新見市新見の船川八幡宮の秋祭りで行われたもので、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となりました。大小の刀を差して侍に扮した参加者は、「下に下に」と掛け声をあげながら神社を出発したあと、市内約3kmの道のりを練り歩きました。
新見市の大名行列は元禄10年(1697年)に初代新見藩主の関長治が始めたとされています。行列を横切ることや立って見ることは今でも禁じられていて、沿道の家の人はしきたりに従って腰を低くして行列を迎えます。この姿から「土下座まつり」と呼ばれるようになり、市の重要無形民俗文化財に指定されています。
この行列が通り過ぎると、岡山県北の新見市には本格的に秋が訪れます。