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お茶の産地で「高麗人参」を栽培 新たな特産品で高齢化や後継者不足の打開へ 香川・三豊市

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 香川県を代表するお茶の産地で新たに高麗人参の栽培が始まりました。目指すのは新しい特産品です。

 香川県を代表するお茶の産地、三豊市高瀬町。そのお茶農家で作る組合が、お茶の加工場を約5000万円かけて改修し作ったのが高麗人参の「水耕栽培施設」です。

 組合によると、高麗人参の水耕栽培施設としては日本最大規模で、一度に50万本を栽培できるということです。

(記者リポート)
「高麗人参と言ったら根っこの部分を想像する人が多いと思うんですが、今回、高瀬茶業組合では茎や葉の部分も含めた新芽の栽培を始めました」

 15日は、三豊市の友好都市で韓国の陜川郡から訪れた訪問団が施設を見学しました。

(陜川郡国際交流協議会/金星泰 会長)
「高瀬茶業組合の皆さまが成功できますようお祈りいたします」

 高瀬茶業組合によると、ここ10年ほどは農家の高齢化や後継者不足などの影響でお茶の生産量は減少傾向です。

 その打開策として、新たな特産品を模索。滋養強壮にいいとされている高麗人参に目を付けました。施設で作るのは「スプラウト」と呼ばれる高麗人参の新芽で、植え付けから1カ月ほどで収穫することができます。鍋料理や中華料理に入れるほか生のまま丸ごと食べることもできます。

(記者リポート)
「しっかりとした苦みがあって、サラダのアクセントなどにちょうどよさそうです」

 今後は東京や大阪などの大都市圏を中心に出荷することを目指すということです。

(高瀬茶業組合 監事/大西保徳 さん)
「お茶を残していきたい。そういう思いで、もう一つの柱として、これ(高麗人参)を作っていきたい」

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