香川県まんのう町の小学生が100年前から使われていた農具を使って稲刈りを体験しました。
地元の米農家ら約40人でつくるボランティア団体が毎年開いている体験学習会です。満濃南小学校の5年生が、もち米の「緑米」の稲を鎌で刈り取りました。
(作業した小学生は―)
「サクサクって感じです」
「ちょっと固いけど、切れた時は気持ちいいです」
子どもたちが夢中で刈り取ったため、予定の倍の240株を収穫しました。
続いては、脱穀です。この地区で100年ほど前から使われてきたという「千歯こき」や脱穀機を使って、稲の穂先から籾を取り出していきます。
(参加した小学生は―)
「昔の人は全部、手作業とか難しい機械使ってたんだな」
「大変な苦労して食べたお米はおいしかったんだろうな」
この地区では昔から使っていた農具を100種類近く保存していて、今後も体験学習などに役立てたいとしています。