香川県議会議員の政務活動費の適正な運用や「透明性」を確保するための新しいマニュアルが決まりました。
香川県議会は政務活動費の支出の一部が裁判で「違法」と認定されたことなどを受け、2022年2月に特別委員会を設置し、マニュアルの見直しを進めてきました。
新たなマニュアル案では、経費の目的ごとに認められる支出と不適切な支出の例を具体的に記しています。また、収支報告書や領収書などは、2023年度分から議会のホームページで公表します。
15日の特別委員会では、共産党県議団がホームページでの公開を「2022年度分」から行うことや、リース契約書や調査研究の成果物などについて議会事務局が確認後に返却するのではなく、「閲覧対象」にするよう求めましたが、却下されました。
15日に決まった新しいマニュアルは2023年度から適用されます。
(政務活動費に関する特別委員会/花崎光弘 委員長)
「これで県民の方が納得するかというと、おそらく県民の要望はより強いものがあると思う。見直しについてはまた今後、そういう意見が高まった段階でまた委員会を作って、その中で皆さんで議論をしていく、そういう場になっていくのかという気がする」