香川県各地の高校生がアーティストと協力して作った現代アートの展示会が香川県三木町で始まりました。
(記者リポート)
「自分の住んでいるところ、そして、宝物をテーマに地域住民が描いた絵が周りに掲げられ、それを灯台が照らしています」
三木町の池戸公民館で始まった「さとうみ展」です。会場では香川県の高校生と東京芸術大学出身のアーティストらが協力して作った3つの現代アートを楽しむことができます。
(東京芸大出身のアーティスト/伊東五津美さん)
「いつも自分で作ろうと思っていると内に入っていくようなイメージがあるんですけど、今回はここに来てここにいる人たちと一緒に話し合いながら作っていけたので、とても新鮮でした」
香川県は、2010年度から東京芸術大学と連携した企画を行っています。
2022年度は、県内の高校生が美術展を開催するまでの流れを学ぶ企画を行っていて、この展示会は、その一環です。2022年8月から11月にかけて高校生約20人と東京芸術大学出身のアーティストが瀬戸内海の環境問題などについて調べ、作品に反映させました。
(東京芸術大学/日比野克彦 学長)
「年齢以上にそれぞれの異なる背景があると思うんですけど、それを繋いでくれるのがアートの魅力だと思いますので、アートを通していろいろな社会的な課題も解決できるような活動にしていきたい」
この「さとうみ展」は、12月25日まで香川県三木町の池戸公民館で開かれています。