国の文化審議会が岡山県笠岡市の庭園を国の「登録記念物」とするよう答申しました。
名勝地関係の「登録記念物」とするよう答申されたのは、笠岡市生江浜の個人が所有している庭園「清水氏庭園」です。
岡山県文化財課によりますとこの庭園は、江戸時代に笠岡市で廻船問屋を営んでいた清水家の別邸に造られました。岩礁が広がっていた場所に造られていて、園内の池は当時の波打ち際をそのまま利用しています。
この自然の岩などを生かした造りが地域の造園文化の発展に貢献したと評価されました。
国の「登録記念物」になれば、岡山県では同じく名勝地関係で登録されている津山市の「旧梶村氏庭園」に続いて2件目です。
「清水氏庭園」は2023年5月と11月に公開日を設ける予定だということです。