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岡山大学が岡山市中心部にかつて「古墳」があったと確認 手掛かりは“1枚の写真”

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 1枚の写真を手掛かりに古墳があったことが分かりました。岡山大学が、岡山市中心部の住宅街にかつて前方後円墳があったことを確認したと発表しました。

 1908年に撮影された現在の岡山大学津島キャンパス北側の写真。こちらが今回確認された前方後円墳です。

 この写真は、岡山市の男性が2022年3月、岡山大学に持ち込んだものです。

 今は住宅地になっていて前方後円墳はありませんが、古墳を研究している岡山大学文明動態学研究所の野崎貴博助教が、かつて存在したと結論付けました。

 写真から読み取れる形の特徴や、今の道路が前方後円墳の形の一部に沿って造られていると推測できることなどが理由です。

 前方後円墳は5世紀後半に造られたとみられ、全長は最も長い推定で55mとしています。

(岡山大学 文明動態学研究所/野崎貴博 助教)
「探りはじめてみるとこの謎が解けるまでに非常に悩んだ。分からないことだらけ」

 野崎助教は、古い写真を手掛かりに今はない古墳の存在を確認するのは珍しいと話しています。

(岡山大学 文明動態学研究所/野崎貴博 助教)
「この古墳の発見によって新たな研究が始まっていく、そういった研究の礎として今回の発見がつながっていけば」

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