讃岐うどんを初めてお店で提供したのは香川県の琴平町だった? こんぴらさんのおひざ元、琴平町のうどん店が、うどん店「発祥の地」として新たなPR作戦を始めることになりました。
(記者リポート)
「讃岐のソウルフード讃岐うどん。このうどんを生業とする讃岐うどん店の発祥の地が琴平であることを、大々的にPRしていきます」
金刀比羅宮が所蔵する「金毘羅祭禮図屏風」。お祭りで賑わう町の一角で、うどんの生地をこねる様子や、麺を切る様子などが生き生きと描かれています。
そのため、この絵が描かれたとされる1702年には、こんぴらさんの門前には「うどん店」があったといわれています。
こうしたことを根拠に、琴平町の11のうどん店の店主が集まり、大々的に打ち出したのは――。
(こんぴら會/吉田尚人 会長)
「この様な歴史的な記録をもとに、このこんぴらが『うどん屋発祥の地』と思い、この『こんぴら會』を発足した」
琴平町を訪れた観光客は、瀬戸大橋が開通した1988年には約520万人でした。しかし新型コロナの影響で、2020年には154万人、約3分の1に減っています。
そうした中、「こんぴら會」では「琴平町が『うどん店発祥の地』といっても過言ではない。そう思いたい」として、全国に向けて大々的にPRしていくことにしています。
(『うどん店発祥の地』で食べた観光客は―)
「おいしかった。ツルツルでね」
「やっぱりコシがあるような感じがしますね」
ちなみに、香川県には、「信号機の数よりうどん店の数の方が多い」という都市伝説がありますが……。
(香川・琴平町/片岡英樹 町長)
「琴平町に限りましたら、うどん屋は21件、信号機は18ですから、信号機よりうどん屋が多い」