8日に行われた岡山県の公立高校入試の学力検査。問題の傾向について、岡山市の学習塾で聞きました。
能開センター岡山校の講師で理系担当の北村さんによると、数学の出題傾向や難易度は例年通りだったそうです。そんな中、「光の入射角」など理科の話題を用いた文章問題が出題されました。
(能開センター岡山校/北村英喜さん)
「理科と数学はつながっている教科になるので、そこから物理だったり高校の勉強につながっていくような方向になっているんじゃないか。他県でも多少見られるんですけど、今後増えていくんじゃないか」
文系科目を担当する八田さんによると、国語と英語、社会もおおむね例年通りの出題傾向だったそうです。国語ではここ数年、最後の問題で短い作文が出題されています。2023年はその難易度が少し高かったということです。
(能開センター岡山校/八田宜弘さん)
「難しさの一番としては、作文に至るまで読解問題を3題解かないといけない。時間との勝負だったと思う。作文を後回しにした生徒にとっては時間が足りなかったということが起こったのではないか」
また、英語では以前は高校で習っていた「仮定法」や「原形不定詞」などの文法が問題文の中で使われるなど、新しい指導要領による変化も見られました。
(能開センター岡山校/八田宜弘さん)
「今は英語も小学生で習う時代になっていますし、小学生で習っているからこそ中1の段階からABCとかは分かっている前提で進みますので。新しく変わっていっているので、子どもたちと私たち両方とも一緒に成長していかないといけない」