いじめや不登校といった青少年の問題について、現状を把握し、防止対策などを話し合う協議会が岡山市で開かれました。
協議会には、岡山市の教育委員会や、こども総合相談所などから12人の委員が出席しました。
市教委が取りまとめた2021年度の調査結果によりますと、岡山市の公立小中学校での「いじめ認知件数」は2446件で、前の年と比べて4倍以上になっています。これについて市教委では、「より詳しい状況を把握するためにアンケート調査を行い、思い込みや誤解など、ささいな事案についても報告を受けた結果」だと分析しています。
また、岡山市の公立小中学校で2021年度に不登校になった生徒・児童の数は562人で、前の年より72人増えました。
協議会のメンバーは、学校や行政などがネットワークを築き、ひきこもり対策に取り組むなど、幅広い支援体制について意見を交わしました。
(岡山市 岡山っ子育成局/石原加恵 課長)
「(協議会の委員は)さまざまな活動をされている関係の方ですので、日頃から顔の見えるような関係づくりをすることで、今後の子どもや若者の支援に非常に有益だと思っています」