Park KSBアプリに皆さんから寄せられた疑問にお答えする「みんなのハテナ」です。今回は、門出の季節に新たな一歩を踏み出す人たちの足元を支える「靴」に関するハテナです。
疑問に答えてくれるのは、岡山県内外に5店舗を展開する中山靴店の社長で、保健学博士でもある中山憲太郎さんです。店では、個人に合った中敷きをオーダーメードで製作するなど、お客さんの靴に関する悩みや相談に応えています。
「靴選びのポイント、自分に合った靴の見つけ方は?」(高知市 りんれんさん 32歳)
(中山靴店/中山憲太郎 社長)
「一番は自分の足を知るということですかね。そこをベースに選んでいくと失敗は減ると思います。(自分の足を知るには)一番は計測をしてくれるようなお店で実際に計測をしていただくと」
「2つ目は、知り合いの足と比べる。意外と人の足って見たことないと思うので、そんな中で自分の足ってどういう特徴があるかっていうのは何となくわかると思います」
「3つ目は、やっぱり自分で測る。30cmの定規の上に足を置くと、足の長さが何cmのサイズかなっていうのが分かります。後は、いちばん踏み返す場所にメジャーを当てて、その周径を測ります。そうすると長さと幅(周径)が分かります」
中山社長によりますと、左右の足のサイズが違う人も多くいます。その場合、長い方のサイズに合わせて靴を購入し、短い方を中敷きなどで調整するのが良いそうです。
「靴の手入れの仕方は?」(高松市 あおにくん 56歳)
(中山靴店/中山憲太郎 社長)
「例えば革靴ですと、われわれのこのお肌と一緒なので、本当にお化粧じゃないですけども、まずは表面に着いた汚れを(クリーナーで)落とします。今度は、乾燥して油が取れるので、革とかですとちょっと固くなるんですね。そうしないように靴クリームで油を入れていくと、また革自体がしなやかになります。最後に靴墨ですね。口紅とかチークと一緒ですね。そういうもので最後お化粧をし直してあげるとほんとにきれい」
中山社長によりますと、大切な靴を長く履くには日頃のまめなメンテナンスが大切だということです。また、保管については湿気は禁物です。箱に入れっぱなしにせず、ふたを外したり、穴を開けるなどして通気性の良いところで保管したりするのが良いそうです。
最後に、中山社長にこの春人気の靴について教えてもらいました。
(中山靴店/中山憲太郎 社長)
「例えば、こういう白ベースのものが中心になってくるかと思いますが、だんだん皆さん歩きたいということで、底はちょっとスニーカーぽくて、上は洋服に合わせやすいようなシンプルなもの。やっぱり歩きやすさっていうものが今、これから出てくるのかなと」