香川県高松市の神社で例年より10日ほど早く藤の花が見頃を迎えています。
(記者リポート)
「樹齢800年を超えた藤はクジャクが羽を広げたように見えることから『孔雀ふじ』と呼ばれています」
高松市飯田町の岩田神社では、ご神木である1本の「孔雀ふじ」が約400㎡にわたって枝を広げています。この藤は、香川県の「自然記念物」にも選ばれています。
約2mの高さの棚から長さ1.5mほどの房が垂れ下がり、薄紫色の小さな花が次々と開いて甘い香りを漂わせています。
(岩田神社 総代会/西谷泰男 会長)
「今年は咲く前に雨が適当に降ってくれて紫が濃いですね。桜と同じで(開花が)例年より10日ほど早いです」
(訪れた人は―)
「この1本の木から出ているというのが魅力的じゃないですか。忙しいよね。花が早いから」
岩田神社によると、藤の花は4月下旬にかけてが見頃で、見頃の期間は、夜間のライトアップも行っています。