あと10日に迫ったゴールデンウィークの「旅行」についてお伝えします。2023年は5月1日、2日の平日も休みを取ると最長で9連休になります。新型コロナ禍での「旅行控え」に苦しんできた観光地や旅行業界では期待が高まっています。
新屋島水族館には大人気のイベントが
(来園者は―)
「かわいいです。鼻息がかかるんで。私いろんな水族館行ってるんですけど、できるところは少ないと思います」
高松市の新屋島水族館には来園者に大人気のイベントがあります。
(松木梨菜リポート)
「こんなに近くでイルカにえさをあげることができるんです。どうぞ~」
ゴールデンウィーク中は、この「えさやり体験」を1日4回行う予定です(1回300円)。人気の理由は生き物との「距離の近さ」です。
(来園者は―)
「どの動物もそうなんですけど、いつも間近にいるんでいいなと思います」
(新屋島水族館 広報/三浦宏祐さん)
「コロナ中は密になったりするところもあったので、そこは休止してたんですけど、最近は(コロナが)明けだしたので、開始し始めているえさやりもあります」
このほか、鳥インフルエンザの影響で休止していたペンギンのえさやりも4月1日に再開(1回200円)。カワウソやアザラシなど全部で7種類の生き物へのえさやりが体験できます。
(新屋島水族館 広報/三浦宏祐さん)
「コロナ前の時のお客さんぐらい入っていただけたらと思いますね。お子さんとか、かなり動物との距離が近いと楽しんでいただけるので、来ていただいて触れ合っていただだけたらと思います」
旅行会社「あなぶきトラベル」では予約が好調
高松市の旅行会社「あなぶきトラベル」です。2023年のゴールデンウィーク期間中の予約は好調で、扱っている30以上のバスツアーの中にはすでに売り切れたものもあります。
近場だけではなく、関西方面や長野、静岡などへの中距離のツアーも人気です。
JTBでは、4月25日から5月5日までの間に宿泊を伴う国内旅行をする人は全国で2450万人で、2022年の約1.5倍になると予測しています。
JRの予約状況をみると、山陽新幹線・指定席の予約率は4月13日現在、27.6%。予約席数は2022年の同じ時期の約1.6倍で、コロナ禍前の2018年の85%までに回復しています。
また、JR四国の特急・快速列車の指定席の予約率は4月13日現在、19.3%。2022年の同じ時期と比べて7.5ポイント上がり、徐々に回復傾向にあります。
また、NEXCO西日本によると、中国・四国の高速道路の通行量のピークは、下りが5月3日と4日、上りが5月5日と予測しています。