JR西日本が赤字路線として公表している芸備線について、岡山県などがJR側から利用状況をヒアリングしました。
JR西日本へのヒアリングは広島市で行われ、岡山県と広島県、国土交通省、芸備線沿線の自治体の担当者が出席しました。
JR西日本は、2022年岡山県と広島県を結ぶ芸備線は赤字路線だと公表し、その後関係者が利用促進に向けた議論を続けています。
ヒアリングは2回目で、岡山県と広島県がJR西日本から芸備線の利用状況などについて聞き取りました。
JR西日本は、新見市の備中神代駅と広島県庄原市の東城駅の間で、1列車当たりの平均通過人数が2019年度は7人だったことなど厳しい状況を説明しました。
(JR西日本/飯田稔督 次長)
「芸備線については全ての区間が赤字だというところをご説明させていただいた」
(岡山県県民生活部/浮田信太郎 部長)
「まさか広島駅に近い方まで赤字だったと非常に極めて厳しい利用状況だということを改めて認識した」