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命守るためヘルメットを 14歳娘を自転車事故で亡くした遺族が講演 岡山市

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 11年前、当時14歳の娘を交通事故で亡くした女性が、中学生に自身の経験や思いを語りました。

 岡山市南区の芳田中学校で行われた講演会には、約150人の生徒が参加しました。

 交通事故防止の意識を高め、若い世代が被害者や加害者にならないよう、岡山県警が開いたものです。

 講師を務めた秋田明美さんは、2012年、中学生だった娘のあゆみさん(当時14)を自転車の交通事故で亡くしました。

(娘を交通事故で亡くした/秋田明美さん)
「(後悔は)11年間ずっと続いています。『送っていってあげようか』『ヘルメットをかぶりなさい』ということを(娘に)言いませんでした」

 講演を10年以上続けている秋田さんは、命を守るためにヘルメットが重要であることも伝えています。

 自転車のヘルメットの着用は、2023年4月から努力義務となっていますが、岡山県警が2023年5月に行った調査によりますと、着用率はわずか7.3%にとどまっています。

(話を聞いた生徒はー)
「自分の思いを素直に伝えていって、後悔の無いようにこれからの生活を過ごしていきたいと思いました」
「交通ルールは守るためにあるというのをきょう教わったのでルールを守るように心掛けたいと思いました」

(娘を交通事故で亡くした/秋田明美さん)
「被害者・加害者になるのはいいことではないし、自分のひとつの人生なので元気に人生を進んでいってほしいと思います」

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