高松市の高校で、交通事故の被害者遺族から「命の大切さ」を学ぶ特別授業が行なわれました。
(交通事故で娘を亡くした/秋山裕紀子さん)
「例え、どんなに気を付けていたとしても、事故自体は誰でも引き起こす可能性があります。ということは、いつでも加害者になりかねないということです」
授業を受けたのは英明高校の2年生480人です。
講師となった秋山さんの娘の実久さんは2014年1月、危険ドラッグを使用した男が運転する車にはねられ、9日後に亡くなりました。
生徒は、ルールやマナーを守る大切さを訴える秋山さんの話に真剣に耳を傾けていました。
(秋山裕紀子さん)
「困った時や、苦しい時は、ちゅうちょせずに信頼できる人に助けを求めてください。生きていれば、活路を見出すことができます」
(授業を受けた生徒は―)
「加害者にならないようにはしているんですけど、そんなに褒められた交通マナーではなかったのかなと」
「これから、しっかり交通マナーを今以上に気を付けていきたい」