香川県の高校に12日、アイスクリームを販売するキッチンカーがやってきました。販売する大学生は「この夏、アイスで香川を盛り上げたい」と意気込みます。
さぬき市の志度高校にやってきたキッチンカー。授業が終った高校生が次々とキッチンカーの前に並びました。
アイスクリームには「クランブル」という砕いたクッキーや香川県産のブルーベリーなどの果物が入っています。
(記者リポート)
「中に入っているクランブルと『おいり』の食感がとっても楽しいです」
販売しているのは宮城大学の4年生、横渡奈々さんです。
横渡さんは2022年、東かがわ市で開かれたビジネスプランコンテストに参加しました。そこで東かがわ市の和菓子店とつながり、店が所有するキッチンカーでアイスクリームを販売することになりました。
12日は、15日から三豊市の父母ヶ浜で販売を始める前のトライアルとして訪れました。
受け入れた志度高校には、横渡さんのような若い人が地域を盛り上げようとする姿を見て、生徒に将来を考えるきっかけにしてほしいという思いがありました。
(生徒は―)
「丸いやつもアクセントになっておいしいです」
「自分で『こんなことをやろう』って思って行動できるのがすごいと思います」
(横渡奈々さん)
「最初に高校生に広めたいなと思ってきょう来たんですけど、みんなと会話しながらすごく楽しみました」
今後は父母ヶ浜や高松市の屋島で販売し、夏の間、香川県の西部へとキッチンカーを進めるということです。