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岡山理科大学などが「ベニザケの陸上養殖」に世界初成功 施設拡大し事業化目指す

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 岡山理科大学などはベニザケの陸上養殖に世界で初めて成功したと発表しました。今後、規模を拡大して事業化を目指します。

 陸上で養殖したベニザケは、脂がしっかりとのり、クセが少なく食べやすいのが特徴です。

(岡山理科大学/平野博之 学長)
「消費者の皆さまに少しでも喜んでいただけるような成果をお届けできれば」

 岡山理科大学と、福島県に本社のあるスーパーマーケットの「いちい」、NTT東日本は20日、福島市で記者会見を開き、世界で初めてベニザケの陸上養殖に成功したと発表しました。

 岡山理科大学などは2022年1月から、福島市にある「いちい」本社の敷地内の施設でベニザケ養殖の実験に取り組んできました。

 大学によりますとベニザケは病気に弱く陸上での養殖は難しいとされていますが、大学が開発した「好適環境水」という特殊な水を使うことで、魚への負担を減らすことができます。またICT技術を使い水質などを適正に管理します。

 21日、「いちい」の店舗にベニザケの寿司や揚げ物が並び、試験販売が行われました。

(東京から福島にベニザケを買いに来た人は―)
「色が普通の鮭と違うなと思って食べるのが楽しみ」

(いちい/伊藤信弘 社長)
「成長して出荷できたっていうのは最大の喜びですし、きょうがスタートだなという感覚でおりますので、お客様に常に提供できるような体制づくりをまた頑張ってまいりたい」

 岡山理科大学などは今後、生産や研究の施設を拡大し、事業化を目指す方針です。

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