水槽でクロマグロを養殖します。岡山理科大学で4年ぶりに稚魚からの養殖が再開しました。
22日夜、愛媛県からクロマグロの稚魚27匹が岡山理科大学に運ばれました。体長は約20センチ、稚魚からの養殖は4年ぶりです。
今回は水槽の配管に丸みのあるものを使い、激突して死ぬのを防ぐよう改良しました。
岡山理科大学では、2010年から山本俊政准教授が開発した「好適環境水」を使ってクロマグロの養殖実験に取り組んでいます。
内陸部での養殖を可能にする注目の技術で、最長で約2年10カ月生存し、体重35キロまで成長しました。しかし、22日は大半の稚魚が輸送中に死んでしまい、生きたまま水槽に入ったのはわずか3匹でした。
(岡山理科大学 工学部/山本俊政 准教授) 「まず温度でしょうね。ちょっと今までにはない大惨事になりましたけど、これも仕方ないです。リベンジします」