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「おかやま理大うなぎ」がくら寿司で5月から販売 好適環境水で育ち、脂のり良く臭みが少ないのが特徴

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 岡山理科大学で養殖されたウナギ、「おかやま理大うなぎ」が5月に全国デビューを果たします。

(岡山理科大学 工学部/山本俊政 准教授)
「やっとここまで来られたなという感じがします。全国で一斉に販売させていただくというのは本当にうれしいです」

 こちらが、5月2日から大手回転ずしチェーン「くら寿司」で提供される「おかやま理大うなぎ」です。独自の調理法や、あっさりとした特製のタレもこだわりです

(くら寿司 広報部/岡本愛理さん)
「脂のりが非常に良くて皮が柔らかいので食べやすくて身もふわふわ」

 岡山理科大学では、魚の成長に必要なミネラル成分を真水に加えた「好適環境水」を開発し、2012年からウナギの陸上養殖に取り組んでいます。

 瀬戸内海産のシラスウナギ約6000匹を1つの水槽で育てていて、研究を重ねた結果、以前は3割だった生存率が7割までアップしました。

(くら寿司 広報部/岡本愛理さん)
「これまで研究や開発を重ねたものを商品化し、販売化させていただいている。日本の水産業の活性化につながったらいいなと」

 好適環境水で育ったウナギは成長が早く臭みが少ないのが特徴です。また、タラなどの白身魚を餌にすることで、天然物と比べて脂ののりもいいということです。

(岡山理科大学 工学部/山本俊政 准教授)
「11年間小さなところから始めてやっとここまで来られて、研究者としては非常にうれしいです」

 これまで、岡山市のスーパーなどで商品化されたことはありますが、全国各地で販売されるのは初めてです。

 「おかやま理大うなぎ」は全国536店のくら寿司で販売されます。その価格は一部の店を除いて1貫500円と少し値は張りますが……。

(くら寿司 広報部/岡本愛理さん)
「お皿一枚単位で500円っていうのは今回が初めて。新しいやり方で生産しているウナギでその希少性から新しい価格帯で販売させていただきます」

 期間は5月2日から7日まで、約1万2000食限定で無くなり次第終了です。

(岡山理科大学 工学部/山本俊政 准教授)
「脂もよくのって臭みもほとんど感じません。いいウナギが出来てますからぜひ、うまいですから!」

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