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島々で若手アーティストを育成する「瀬戸内アート塾」 瀬戸芸実行委員会が初開催 香川

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 瀬戸内国際芸術祭の会場となった島々で、若手アーティストを育てようという「瀬戸内アート塾」が開かれました。

 瀬戸芸の実行委員会が初めて開いたもので、国内外から若手アーティスト18人が参加しました。

 参加者は8日間の日程で、瀬戸芸に出展した経験があるアーティストから作品の作り方を学んだり、島を巡ったりして、それぞれが作品のプランを考えます。

 初日の8月19日には、高松市の女木島でフィールドワークが行われました。島に展示されている作品を、解説を聞きながら見て回り、参加者同士で意見交換しました。

(参加アーティスト[長崎から]/MAM!KOさん)
「島の歴史とか、まちの人たちが今どういうことをしているのか、そのまちの人が今抱えている課題をどんどん深堀りできるのは素敵だなと」

(参加アーティスト[京都から]/YuUkiKATAYAMAさん)
「いい『気』が島中に巡っていて、なんとなく気がいいっていうのが、自分の中ではすごく大事で。きょう1日回ったのが面白くて、なんかすごく気持ちが良かったので、この感じを自分の中で整理したいと思っています」

 8月25日は、集大成となる構想発表会。参加者たちはフィールドワークなどでの観察や発見を生かし、小豆島町の福田地域周辺での展示を想定した作品プランを発表しました。

 瀬戸芸の総合ディレクターを務める北川フラムさんが講評します。

(瀬戸内国際芸術祭 総合ディレクター/北川フラムさん)
「タイトルはものすごい重要ですね。バーッと見ていると、自分のやっている仕事の情景描写みたいなタイトルがわりとあるんだよね。説明的である。これはものすごく損ですね」

 北川さんは、参加者のプランに一つ一つコメントし、作品を説明するときのポイントやこれまでにない作品を生み出すことの難しさなどを伝えました。

(参加アーティスト[香川から]/横井えりさん)
「自分にとっては大変勉強になるようなお話ばかりで、自分の専門とは違う人たちがたくさん参加していたので、いい刺激になったと思います」

(参加アーティスト[香川から]/孝橋慶一郎さん)
「改めて、自分はアートが好きなんだなっていうのと、したいなっていうので、すごい勉強になる日々でした。香川県というのが、人にとってありがたい、暮らしやすい街っていうのを、アートで表現していけたらと思います」

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