JR坂出駅北側にあるイオン坂出店が2024年の春に休業することになりました。
休業が決まったイオン坂出店は1974年に「ニチイ坂出店」として開業し、「坂出サティ」、「イオン坂出店」と名前を変えてきました。
4階建てで店舗面積は約1万2800平方メートル。2022年度の売上高はピーク時の2000年度の約3割に落ち込んでいました。
店舗を運営するイオンリテール中四国によると、「店舗の老朽化や、坂出市が進めるJR坂出駅周辺再整備計画を受けて、事業を見直し、2024年春の休業を決めた今後、市の整備計画を見て新たな店舗も検討したい」と話しています。
3階には坂出市立中央公民館がテナントとして入居しています。
(記者リポート)
「この公民館、今年度延べ900ほどの人が市民講座を受講し、約70の団体が自主講座を開いています」
(中央公民館を利用する/フラダンス教室の指導者)
「近くから自転車とか徒歩で来てくださっている方が多いんです。ここが無くなったら本当に困ります」
坂出市教育委員会は、中央公民館の機能は、市内の他の公民館に分散するとしています。
坂出市は2023年3月、JR坂出駅を中心とする「坂出駅周辺再整備基本構想」を策定し、駅前エリアを『まちのリビング』と呼べる居場所にしたいとしています。
(坂出市公民連携・DX推進課/玉井修司 課長)
「駅前の方に図書館機能を核とした複合施設を整備し、さまざまな人が訪れ活動できる場を満たすことも計画している」
2024年度中に事業者を決定、2年ほどかけて整備を行い2027年度中に供用開始を目指しています。