証券会社の社員になりすまして高齢者から金の延べ棒(約426万円相当)をだまし取った疑いで大阪府の無職の男(60)が6日、逮捕されました。
警察によりますと、男は別の複数の人物と共謀し、岡山市北区の自営業の女性(66)から投資名目で金の延べ棒をだまし取ろうと考えました。そして、投資グループのアシスタントになりすました人物が4月9日から13日までの間、SNSのメッセージ機能を利用して、女性に複数回にわたり「中東情勢の影響や世界の中央銀行による売却の動きがあり、金の価格は短期的には上昇が限られています」「金を売却して投資元本を1500万円まで引き上げることで、より多くの投資枠を確保し、高い収益を実現できます」などとうそを言ったということです。男は13日に証券会社の社員になりすまして女性の自宅を訪れ、金の延べ棒 計160g(時価合計 約426万円相当)をだまし取った疑いがもたれています。
警察が防犯カメラの映像やSNSのやりとりなどから男を逮捕しました。警察の調べに対し、男は「だまし取ったことに間違いない」と容疑を認めていて「闇バイトに応募した」と話しているということです。警察は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」による犯行で、男は受け子だったとみています。
女性は、3月中旬にSNSの広告を見て投資グループに入り、3月下旬にSNSを通じて投資の勧誘を受けました。その中で金の延べ棒を持っていることを伝えていました。サイト上では投資で儲けが出ているように見えていて、女性が金を引き出そうとしたところ「手数料が2000万円必要」と連絡を受けたため、不審に思って息子に相談。5月25日に警察に被害を申告しました。現金などの被害も訴えていて、今回の被害を含めた総額は4000万円を超えるということです。