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献立は誰が決める?揚げパンやカレーライスはまだ人気? 「給食」に関する疑問を聞く【みんなのハテナ】

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 Park KSBアプリに皆さんから寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」です。今回は「給食」に関するハテナです。
 夏休みを終えて、学校に元気な子どもたちの姿が戻ってきました! 新学期が始まるとともに再開したのが「給食」です。そんな給食について寄せられた疑問が……。

「給食はいつから始まった?」(倉敷市 てまり 47歳)

 話を聞いたのは、1日で約6000食の給食を作る、高松市朝日新町学校給食センターの森井瑞樹所長です。

「県内では昭和24年(1949年)からユニセフの物資による給食が始まったと聞いている。高松市では昭和26年(1951年)の2月から市内の9つの小学校からスタートした」

 香川県で「学校給食」が始まったのは1949年。ユニセフの物資によって県内89校を対象にしたのが始まりでした。

 また「全国学校給食推進連合会」によると学校給食のルーツは明治時代にまでさかのぼります。

 現在の山形県鶴岡市にあった小学校で、貧困に苦しむ子どもに向けて無料でふるまった昼食が「学校給食」の始まりとされています。

 1954年には「学校給食法」が成立。現在まで続く学校給食の形が作られました。

「給食の献立は誰が決めてる?」(倉敷市 ハヤ 30歳)

「栄養教諭だったり、栄養士、調理士ですね。子どもたちの栄養素を満たす献立メニューで、それで何を使うか」

 給食の献立は基本的に国や各自治体が定めた「学校給食摂取基準」などをもとに栄養士らが決めています。

 「学校給食摂取基準」には学年ごとに必要なカロリーや栄養素の量などが示されています。

 高松市の幼稚園・小学校・中学校の場合、献立は「朝日新町学校給食センター」「六条町学校給食センター」「それ以外の学校」にわけて決めています。つまり高松市では3種類の「給食の献立」があることになります。

 このうち、「それ以外の学校」は同じ献立を決めるものの、材料調達などの関係からブロックによって「提供する日」がずれることがあるそうです。

 献立は3カ月前までに給食センターなどの「献立委員会」が1カ月分を決めます。

 また、給食の献立には旬の食材や授業で出てきた料理などを取り入れるように意識しているということで、大まかな案については5カ月前から検討を始めているそうです。

「今でしたら2月のメニューを検討している段階です」

「今の子どもが好きなメニューは?」(香川・綾川町 ゆめ 23歳)

「今も昔も人気なのは揚げパンとか、カレーライスとかは子どもたちには人気ですね」

 いつの時代でも人気な揚げパンやカレーライス。そして最近の特徴としては……。

「ガパオライスとかミネストローネとか日本の料理だけでなく海外の料理で食べやすいものが人気」

 また、昔と今の給食の違いを森井さんに聞いてみたところ、アレルギーの観点から、つなぎで卵を使う天ぷらや揚げ物、衛生管理の観点から、冷蔵が必要な寒天ゼリーなどのデザートはなくなっているとのこと。

 デザートの提供はすべてカップ容器に入った加工品に変わっています。

 また、高松市で提供される牛乳は回収コストなどを理由に2023年度から瓶から紙パックに切り替わりました。

 また「給食の時間が嫌だった」という人にありそうなあの点は……。

Q.今でも(掃除時間・昼休みに)残って食べさせられたりとか?
「今はそういったものはないと。食べられないのだったら無理しなくて、最初から苦手なメニューはちょっと減らすとか、他の子に分けるとかそういった工夫をしていると聞いています」

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