香川県の丸亀市や三豊市などで受け継がれている伝統行事「八朔だんご馬」制作の実演が12日、丸亀市で行われました。子どもたちを招いて開かれたのは4年ぶりです。
地元の西幼稚園の園児14人が招かれ、実演を見学しました。
実演しているのは菓子職人の岡雅久さんです。
旧暦の8月1日(2023年は9月15日)の「八朔」に先立って行われたものです。
丸亀市や三豊市などでは「八朔の日」にだんごで作った馬を飾り、男の子の健やかな成長を願う行事が受け継がれています。
実演では岡さんの妻の秀子さんも加わり、馬に色を塗ったり着物を着せたり丁寧に完成させていきます。
食い入るように見ていた園児たちからは拍手が沸き起こりました。
(園児はー)
「作ってるところ(が楽しかった)」
「かっこいい。作ってみたいと思った」
(菓子職人/岡 雅久さん)
「子どもたちがのびのびとできるように、馬ものびのびとするように顔も優しく作ってます」
完成した八朔だんご馬は9月15日の午後3時まで丸亀市役所のロビーに展示されるということです。