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離島での移動手段に 低速の電気自動車が本格運行スタート 誰でも利用可 香川・三豊市の粟島

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 過疎高齢化が進む離島の移動手段を守ろうと、香川県三豊市の粟島で低速の電気自動車の本格的な運行が始まりました。

 須田港から船で15分。三豊市の粟島で10月2日に始まったのが、20キロ未満で公道を走る電気自動車「グリーンスローモビリティ」の本格運行です。

 港や診療所など島内10カ所を結んでいて、ルート内は乗り降り自由、島民や観光客など誰でも利用できます。

野口アナ「海を見ながら風を浴びながらこうやってお話しするのも楽しいですね!」
運転する島民「普段は話をしないから、こういう場があったら話ができる。コミュニケーションがよく取れます」

 粟島は人口156人、高齢化率は83%で、バスやタクシーは走っていません。(2023年4月1日時点)

 島民の移動手段を守ろうと、三豊市は2020年10月から島内でグリーンスローモビリティの実証実験を始め、無償で運行しながら曜日やダイヤなどを検証してきました。

 利用者が年々増え、島民の移動手段として定着したことから10月2日、有料の本格運行に切り替えました。1日500円、三豊市民は1回100円で、5人の島民が運転を担当します。

(島民は―)
「変わった乗り物だから楽しみなんじゃないですかね。(車の免許を)ぼちぼち返さなあかんなと思ってるから、そんなときには一番大事な乗り物じゃないでしょうか」
「観光客が乗ったら島を案内したり、いろいろしてあげたい。ぜひ粟島へ来てもらいたいです」

(三豊市 地域戦略課/山辺大介 主任)
「海岸線沿いの素晴らしい景色、海を見ながら走るコースになっていますので、乗っているだけでも楽しいようなモビリティになっていると思います。ぜひ一度乗られてみてはと思います」

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