2028年度から統一される香川県の水道料金が、従来の設定よりも値上がりする見通しであることがわかりました。
香川県では、岡山県玉野市から水を受けている直島町を除く16の自治体の水道事業の運営が2018年度から一元化されています。
これは人口減少に伴う収入減や設備の更新などに一体的に取り組むことが狙いです。
2028年度からは水道料金を統一する方針で、これまでは20立方メートルを使用した場合は月額2900円と設定していました。
21日に開かれた香川県広域水道企業団の会議では、老朽化した浄水場や水道管の改修などに必要な資材の価格が想定以上に上昇していることが報告されました。
このため、2028年度からの水道の統一料金はこれまでの設定より高くなる見通しだということです。
2028年度からの統一料金は、2027年度に決まる見通しです。
企業団の担当者は「安全安心な水を供給するため必要な施設を整備し、適正な水道料金を設定したい」とコメントしています。