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毎年多くの人が訪れる「水口祭」 今年は最少人数で水の安全など祈願 香川・三豊市

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 田植えが本格化する時期に合わせ、香川県三豊市で毎年行われている香川用水の「水口祭(みなくちさい)」。新型コロナウイルスの影響を受け、今年は最少人数での実施され、関連行事も中止となりました。

(記者リポート) 「この水口祭には毎年多くの見物客が訪れるのですが、今年は入場を規制し、少人数で神事を執り行います」

 水の安全と豊作を祈願し、毎年6月11日に行われている「水口祭」。午前10時から行われた神事には、関係者9人のみが出席しました。

 「水口」とは、田んぼに水を引き入れる入り口のことをいいます。

 三豊市財田町の香川用水記念公園には、高知県の早明浦ダムから流れてくる水を県内すみずみまで届ける「東西分水工」があります。その分水工を水口に見立てて行われるこの「水口祭」は、例年、神事だけでなく地域の人による「奉納の舞」などが行われ、多くの見物客が訪れます。

 しかし感染防止の観点から、11日は関係者以外の来場を制限。恒例の「噴水」も中止となりました。

(香川用水土地改良区/組橋啓輔 理事長) 「みなさんも残念だったと思いますよ、お祭りみたいに思っているところもあるので、もうこの地域の風物詩みたいになっていますからね、天候に恵まれてこの水がしっかりと配水されて、いい作物の豊穣の秋を迎えられると期待しております」

 讃岐平野は、これから田植えシーズンに入ります。香川用水は11日から農業用の水を3倍に増やし、本格的な通水を始めます。

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