香川県観音寺市の肉の無人販売店で商品を持ち去ったとして59歳の男が逮捕されました。この店では窃盗事件が相次いでいて、防犯カメラには不審な人物と行動が映っていました。
11月29日午後8時前の店の防犯カメラの映像には、店に入りじっくりと冷凍庫を眺め、大量の商品を手に取る人物。
その後……料金箱に何かを押し込んでいるように見えます。
店の関係者が料金箱を確認したところ、中にはノートのような紙が折りたたまれて入っていました。
窃盗の被害を訴えているのはホルモンなどの肉を販売している観音寺市の無人販売店です。
(記者)
「こうした張り紙を張るなどの対策をしているんですけれども、きのうもまた盗みに入られ、先ほど警察が捜査に入りました」
店が防犯カメラを精査したところ、11月下旬から12月7日までに4回、この人物と同じと見られる人が店に来て不審な行動をし、その後料金箱を確認すると、紙や現金でないコインが入っていたということです。
店は、1回につき6点から12点の商品が持ち去られたとしていて、被害総額は2万円だということです。
(店の運営会社の代表)
「取られる額が増えてくると(店の経営が)できなくなりますね」
防犯カメラは店内に4つ、店の外にも1つ設置されていて、料金箱の側ではその映像をリアルタイムで流しています。
(店の運営会社の代表)
「これに気づいたからかは分からないですけど、2回目のときは帽子も被ったりして、入ってこられないように張り出して、次の朝みたらそれでも入っていて、結構絶望しましたね」
被害届を受け捜査していた警察は8日夕方、観音寺市の無職の59歳の男を窃盗の疑いで逮捕しました。
11月29日午後8時ごろにこの店で肉2パックを盗んだ疑いで、警察の調べに対し男は「間違いない」と容疑を認めています。
警察は余罪もあるとみて詳しく調べています。