岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題で、住民に過去の水道料金を返還するための議案が可決されました。
20日が最終日の吉備中央町議会で、町が円城浄水場の給水区域に住む約500世帯に対し、2020年4月から2023年8月までの水道料金を返還するための議案を提案しました。
この問題は、2020年から去年までの3年間、吉備中央町の円城浄水場から国の暫定目標値を大幅に超える有機フッ素化合物が検出されたものです。
採決の結果、水道料金返還に関する議案は全会一致で可決されました。返還に掛かる費用は約1億1500万円です。
また、この問題を受けて提案された、町長と副町長の給与を1月から3カ月間5割減らす条例案も可決されました。