全国の小学校にメジャーリーガー・大谷翔平選手から贈られているグラブ。9日には、児童1人だけの島の小学校にも届きました。
岡山県笠岡市の港から船で約1時間……笠岡諸島の最南端、人口約50人の六島にある六島小学校。
この小学校唯一の児童が4年生の三宅幹助くんです。
(六島小学校/池田誠 校長)
「幹助くんにこれからグラブを授与します。教室や校長室に飾って見ておくグラブではないよね?」
「大谷選手からのメッセージからは、このグラブを使って、しっかりと野球をしてくださいというメッセージが込められています」
始業式が終わると、すぐさまグラウンドへ! 左利き用のグラブをなんとか手にはめた校長先生とキャッチボールです!
ちなみに池田校長は元高校球児、これまでも学校のグラブを使って、幹助くんとキャッチボールをしていたそうです。
最初は硬かった大谷選手のグラブ。それでも使ううちに少しずつ幹助くんの手になじんできました。
WBCの大谷選手の活躍を見たことがきっかけに野球が好きになったという幹助くん。キャッチボールが好きな島の少年は、特別なグラブとともに成長していきます。
(六島小学校 唯一の児童/三宅幹助くん[4年生])
「あまり最近ボールが捕れなかったのが、捕れるようになったので、大谷翔平のパワーが効いてるのかなと。野球をもっとうまくなって、大谷翔平さんみたいな、プロ野球選手になりたいなと思っています」
(六島小学校/池田誠 校長)
「大谷選手からいただいたということで、『大切に物を扱う』ということ、それもしっかりと学んでもらいたい。(幹助くんの)目の輝きを見ていると、本当に良いものをもらったなという気がしています」