プロバスケットボールB3・香川ファイブアローズは高松市の企業「ヤマウチ」が資本参加すると発表しました。
ファイブアローズの株式約30%を第三者割当による増資で取得するのは、ガソリンスタンドなどを展開する「ヤマウチ」です。
「ヤマウチ」の本社はファイブアローズと同じ高松市の鶴尾地区にあり、地域活性化のコンセプトが会社の目指す姿と合うことなどから資本参加を決めました。
(ヤマウチ/岡本将 社長)
「スポンサー、サプライヤーとしてもずっとやってきましたので、ご近所付き合いからですね、次は一緒に家族となって、このチームを支えていけないかということで今回決断をしました」
Bリーグの規則では、チームが累積赤字を3期連続で解消できない場合、B2ライセンスを取得できません。ファイブアローズの昨シーズン終了時の累積赤字は2億6000万円で、今シーズンも赤字が続くと昇格できませんが、ヤマウチの資本参加で累積赤字も解消するめどがたったということです。
(ファイブアローズ/生岡直人 社長)
「今シーズンに関しては、何としても債務超過を解消しないと、競技成績が良くても昇格ができない重要な年です。ヤマウチさまが参画していただくことで債務超過(解消)のめどがたちましたので、今季はしっかりと競技成績を上げればB2に復帰できると」
「ヤマウチ」の岡本社長は2月の臨時株主総会で取締役に就任する予定です。
またファイブアローズはヤマウチとの共同企画として、2月2日と3日のホーム戦にそれぞれ500人を無料で招待するということです。