不足する運転手の人材確保につなげようと、高松市のバス会社が12日、運転体験会を開きました。
高松市のことでんバスが高松自動車学校と協力して初めて開いたものです。普段は他の業種で働いている8人が参加し、教習所のバスを使って運転を体験しました。
(製造業の男性)
「昔からバスの運転手の仕事に憧れを持っていましたので。志望する人が少なくなるのは仕方がないとは思うんですけれども、やりがいがある仕事ではあると思う」
ことでんバスでは、運転手不足や高齢化が進んでいて、さらに4月からは、いわゆる「2024年問題」で運転手の時間外労働にも上限が適用されています。ことでんバスは、人手不足のため、4月、全体の4分の1に当たる329便の減便に踏み切りました。
(ことでんバス/石川雅章 社長)
「意外と(運転)できるなっていうところを体感していただいて、やりがいのある仕事として認識していただきたい」
ことでんバスは、今後も体験会を定期的に開いて、人材確保につなげたいとしています。