使用済みの食用油から作ったバイオディーゼル燃料で、CO2の排出削減を図る取り組みが高松空港で始まっています。
6月1日から日本航空が始めたものです。
6日は手荷物などを運搬する作業車両「トーイングトラクター」に、使用済みの食用油から精製したバイオディーゼル燃料濃度100%の「B100燃料」を使っている様子がマスコミに公開されました。
「B100燃料」は四国全域の飲食店や家庭などで使用した食用油を、愛媛県の企業が集めて作ります。
日本航空によると「B100燃料」は軽油と比べてCO2の排出量が1L当たり2.62kg削減される効果が見込まれるということです。
日本航空は四国のすべての空港を含む全国11の空港の作業車両に、バイオディーゼル燃料を導入しています。
今後は燃料が車両へ与える影響や廃油の調達体制などを検証し、安定して運用できることが確認できれば、高松空港で使っているこのタイプの作業車8台すべてをバイオディーゼル燃料に切り替えたいとしています。
(日本航空 高松支店/中橋健史 支店長)
「多少コストがかかってもやらないといけない使命だと感じておりますが、運送面とかそのあたりがクリアになれば比較的導入できるんじゃないかと考えている」