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AEDの電気ショックボタン押し 約2割が「ためらう」傾向を確認 岡山大

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 岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)地域二次救急・災害医療推進講座の野島剛講師らは、2021年から日本で導入された全自動型のAEDと、従来の半自動型のAEDの比較調査を実施しました。

 半自動型のAEDは、電気ショックの際にボタンを押す必要があります。これに対して全自動型は、機械が自動でショックを行います。

 2021年から2022年に心肺蘇生講習を受けた医療従事者と一般市民合わせて443人に、全自動型と半自動型のどちらが使いやすいかを尋ねたところ、医療従事者の6割が半自動型と答え、全自動型と答えたのは6%だったのに対し、一般市民は全自動型と半自動型がほぼ同数でした。

 また「ショックボタンを押すのをためらいましたか」と尋ねたところ、全体の21%が「躊躇した」と答えましたが、両グループ間で有意な差は認められなかったということです。

 野島講師は「全自動型はボタンを押す心理的な負担を減らしてくれる。今後の普及が期待される」と話しています。

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