5月、岡山県の笠岡市沖で水産庁の漁業取締船が沈没した事故で、10日、引き揚げられた船が保管場所への移動を始めました。今後、水島海上保安部が業務上過失往来危険の疑いで捜査を進めます。
水島海上保安部によりますと、10日午後5時40分ごろ、水産庁の漁業取締船「白鷺」が海面付近まで引き揚げられました。
この事故は5月21日、笠岡市の北木島の西約2kmの地点で活動中の「白鷺」が座礁しその後、沈没したものです。
乗組員14人は全員救助されけが人はいませんでした。
水産庁によりますと、引き揚げられた「白鷺」は、11日午後、保管場所への移動を始め、笠岡市沖を離れました。
水島海上保安部は今後、船の損傷状況を調べるなどして業務上過失往来危険の疑いで捜査を進めるということです。