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水産庁の漁業取締船「白鷺」が座礁し沈没 自治体や漁業関係者向けの説明会 岡山・笠岡市

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 21日、水産庁の漁業取締船が笠岡市沖で座礁し沈没したことを受け、関係者向けの説明会が開かれました。

(水産庁/藤田仁司 次長)
「ご心配やご迷惑をかけたのは事実なので、まずは油を除去する、船体を引き揚げることに傾注したい」

 21日午前9時40分ごろ、水産庁の漁業取締船「白鷺」が活動中に笠岡市北木島の南西約3.7kmの地点で座礁し、その後、沈没しました。

 これを受け、水産庁が23日説明会を開き、岡山県や笠岡市の担当者、周辺の漁業関係者ら約50人が参加しました。

 水産庁によりますと、この事故で、船の燃料に使っている軽油などが流出していることは確認していますが、はっきりした量は分からないということです。

 現在は、オイルフェンスを設置するとともに、軽油をかき混ぜて、揮発しやすくさせる対策をとっているということです。

 25日からは、船に残った油を抜く作業に取り掛かる方針ですが、引き揚げについてはめどが立っていないということです。

 事故の原因や漁業などへの影響については調査中としています。

(大島美の浜漁協 美の浜支所/後谷道広 支所長)
「本当に何をしているんだという感じです。とりあえず油の除去は徹底的にしてもらって、一日も早く船の引き上げを完了してほしい」

(水産庁/藤田仁司 次長)
「私たちとしてはしっかり相談窓口を設けて事情を聞いて、対応策を検討していくことは約束する」

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