東京商工リサーチ岡山支店によりますと、岡山県内で2024年上半期(4~9月)に、1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は60件で、前年度同期より12件増加しました。
コロナ融資の返済が本格化した影響で、5月から8月まで4カ月連続で倒産件数が2桁(10件、11件、15件、10件)になりました。
負債総額の合計は96億5600万円で、前年度同期より34億2400万円増加しました。負債10億円以上の大型倒産が2件ありました。
産業別では、建設業が13件、小売業12件、製造業10件などとなっています。原因別では、販売不振が42件で全体の7割を占め、次いで「他社倒産の余波」が6件となっています。
東京商工リサーチ岡山支店では、コロナ禍の影響を受けたサービス業などの倒産に代わって、以前から経営が悪化していた企業が息切れを起こしたケースが多くみられたと分析しています。