小学生が放課後に地域の仕事について専門家から学ぶ取り組みが高松市の小学校で行われました。
(記者リポート)
「こちらは郵便の秘密という教室です。中では、手紙を出してから相手に届く仕組みを郵便局の職員から教わります」
子どもの学びを地域で支える高松市の実証事業「放課後FACT-ory」です。太田南小学校の6年生、約70人がそれぞれ興味がある8つのテーマに分かれ、仕事を教わりました。
看護師に教えてもらいながら赤ちゃんを抱っこしたり、地元の青年会の人と一緒に節分祭で使う豆まきの箱を作ったりしました。
一番参加者が多かったのは「保険の仕組み」です。ゲーム機が壊れた場合に備えた「ゲーム保険」という架空の商品を題材に保険の仕組みを学びました。
(児童は―)
「将来一番大切なことは何かと考えたら保険が大事かなと思って選んだ」
「学校の先生だけじゃ知らないことも知ることができるからいいと思う」
高松市は他の小学校でも「放課後FACT-ory」の実施を検討しています。