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「直接的な関係は不明」も…妊娠中にインターネットを1日5時間以上で低出生体重児が約2倍に 島根大・香川大などがリスク分析

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 島根大学医学部看護学科地域・老年看護学講座の榊原文講師は、香川大学医学部看護学科地域看護学の芳我ちより教授らと共同で、妊婦のインターネット使用と低出生体重児の関連をロジスティック回帰分析により明らかにしたと13日発表しました。

 研究成果は2024年12月にEnvironment Health and Preventive Medicine にオンライン掲載されました。

 榊原講師らは、2016年から2017年にかけて松江市に妊娠届を出した母親のデータ、約2100件を用いて分析しました。その結果、妊娠届け出時に仕事以外でインターネットを5時間以上使用したと回答した妊婦は、そうでない場合と比較して、2500g未満の低出生体重児が生まれるリスクを2.16倍高める可能性が示されたということです。

 榊原講師らは、「ネット使用と低出生体重児の直接的な関係は不明」としながらも、インターネットに没頭すると欠食や食事時間が不規則になることで摂取量が少なくなりやすく、菓子やファストフードなどの簡便に摂取できる食事を「ながら食べ」することで栄養バランスが不均衡になることが明らかになっており、このことが低出生体重児の一因になっている可能性があると推測しています。

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