赤ちゃんの遺体を自宅に遺棄した疑いで、高松市の21歳の女が逮捕されました。遺体はベビー服を着た状態でボストンバッグに入っていました。
死体遺棄の疑いで18日に逮捕されたのは、高松市屋島西町の無職の女(21)です。
警察によりますと女は1月ごろ、赤ちゃんの遺体を自宅のクローゼットの中に遺棄した疑いが持たれています。
赤ちゃんは身長64cmほどで目立った外傷はなく、ベビー服を着た状態でボストンバッグに入っていました。
腐敗が進んでいて、年齢や性別は分かっていません。
女は容疑を認め、「自分が産んだ子どもだ」と話しているということです。
(近所の人は―)
「感じのいい人ですよ、奥さんは。けばけばしく化粧したりとかそんな感じではなかった。普通の感じ」
「車に、結構ぬいぐるみとかベビーシートらしきものが乗っていたりしたので、子どもいるのかなっていう感じ」
警察と香川県の子ども家庭課によりますと、女は長男と長女の3人で暮らしていました。
1月14日、児童虐待に関する通報があり、児童相談所の職員が女の自宅を継続的に訪問していました。
そして、子ども2人の一時保護の必要性が認められたため、18日、職員が警察官とともに家を訪ねたところ、女が「クローゼットに赤ちゃんの遺体がある」と話したということです。
司法解剖の結果、遺体の性別は女の子で、推定年齢は0歳であることが分かりました。
警察は、遺体は所在が確認できていない長女とみて、亡くなった時期などを調べています。