知人女性にストーカー行為をしていたとして、高松市は環境局の副参事の男性職員(57)を21日付で停職1カ月の懲戒処分としました。
高松市によると、この男性職員は2024年5月から知人女性の自宅近くの駐車場や路上で、自分の車の中から女性の様子を繰り返し見張っていたところ、9月20日に警察から職務質問を受けたということです。
高松市の聞き取りに対して、男性職員は「恋愛感情ではなく、所作などから人としての魅力を感じていた。50回程度ストーカー行為をした」と話しているということです。
男性職員はその後、12月に香川県警察本部からストーカー規制法に基づく禁止等命令書が交付されたほか、2025年1月には高松簡易裁判所から罰金20万円の略式命令を受けたということです。
男性職員は2025年3月までに退職する意思を示しているということです。
高松市の大西秀人市長は「職員がこのような行為を行ったことは誠に遺憾。市民の皆様の信頼を損ねることになり、心よりお詫び申し上げます。今後、職員一人一人が高い倫理観を持って行動するよう、服務規律の徹底に努めてまいりたい」とのコメントを発表しました。
2024年度の高松市職員の懲戒処分は、今回の件で5件目だということです。