香川県丸亀市にある基幹病院が、25年使い続けた救急車に代わる高規格の救急車を購入するため、クラウドファンディングで寄付を募っています。
丸亀市にある香川労災病院は20の診療科と404の病床を持つ中讃地域の基幹病院です。
現在の救急車は1999年に購入し、急性期治療を終えた患者を地域の病院へ搬送したり、大規模災害時に病院のDMATが現場に向かったりしています。
しかし、救急車には最低限の設備しかなく、必要な医療機器は病院から持ち出しています。
高規格の救急車は、高度な医療機器が装備され、車体が大きく、救急救命士の処置もしやすくなるということです。
(香川労災病院/吉野公博 院長)
「物価高で、医療の世界ではなかなかそれを価格転嫁できないというところから、病院の収支が非常に難しい。ぜひ皆さまのご寄付をよろしくお願いしたい」
目標金額は2000万円で、寄付はクラウドファンディングサービス「READYFOR」のサイトのほかと病院の窓口で3月27日まで受け付けています。26日午後4時時点で、181人から1285万3000円が集まっています。