3月20日(木・祝)丸亀市の本島で、島や海産物の魅力を体感できるイベントが開かれる。イベントは若手漁師らを中心に2020年に結成した「本島さかな部」が企画したもの。この日、丸亀市の離島への運賃が無料になるのに合わせて開催する。過去のイベントでは、人口約250人の本島に1日700人が訪れるなど話題を集めた。
今回のイベントの目玉は島の人たちと交流しながらの「餅つき大会」。潮風を感じながら海を眺め“つきたて”を味わう。会場では、島の人が腕によりをかけて調理したタコ飯やゲソ天など、海の幸も提供する。
本島さかな部の部長で漁師・潜水士の大石一仁さんによる魚の解体ショーも行われる。大石さんは10年以上漁師をする中で、地球温暖化などで天然魚が激減していることに危機感を感じ「海を休ませる」ことをテーマにした水産商社を夫婦で立ち上げた。レストランでは未利用魚を使ったグルメを開発・提供するなどし、海洋環境や水産資源の大切さを訴えている。当日は「海を休ませるレストラン」の弁当やバーガーなどを味わうこともでき、楽しみながら学ぶことができる。詳細は本島さかな部のInstagramにて(@honjima_sakana)
◆本島への航路(3月20日は旅客運賃が無料 ※車や手荷物の運賃は通常料金)
香川県から:丸亀ー牛島ー本島航路(本島汽船)
岡山県から:児島ー本島航路(六口丸海運)
丸亀市の離島航路の運賃無料デーは、離島に誘客し地域活性化につなげようと、丸亀市が2024年4月から毎月20日に実施してきた。2024年度は3月20日が最後となる。