緻密な描写と作家の観察眼で対象の本質を描き出す「写実絵画」。千葉市にある「写実絵画」専門美術館の所蔵品を香川県で見ることができます。
高松市の香川県立ミュージアムが初めて開いたものです。
「写実絵画の殿堂」と呼ばれる千葉市の「ホキ美術館」のコレクションのうち、20代~80代までの作家27人の作品64点が展示されています。
初日の8日は、保木博子館長が来館者と一緒に展示室を巡りながら作品の魅力を解説しました。
(ホキ美術館/保木博子 館長)
「ここだって決めたらさくっとデッサンをします。写真もたくさん撮ります。あとはここらへんを歩き回って、自分の中での竹っていうものをどうとらえようかっていうことを頭の中で考えそれで描き始めます」
画家本人の家に咲いた萩の花と飼い猫を描いた作品「萩と猫(藤原秀一)」です。可憐な花やふわふわとした猫の毛並みが精彩に描かれ、のどかな秋のひとときを表現しています。
デコボコとした幹が印象的な大木を描いた作品「いにしえの王は語る(五味文彦)」は、緻密な描写で画家の記憶の中にある「木」を表現しています。
(ホキ美術館/保木博子 館長)
「同じテーマの作品を描いたとしても作家によって表現の仕方が違っていたりとか物事の考えが違ってくると、できあがってくるものが変わってくるじゃないですか。そういったものの作家の違いみたいなものが見分けられるようになると楽しいのかなと思います。何かひとつでも好きな作品を見つけていただいて、千葉の方にも来ていただけるとありがたいです」
コレクション展は2026年5月17日まで開かれ、会期中、美術館閉館後のナイトツアーなども予定されています。