原油の高騰で、食品の包装などに使われるフィルムやラップなどは値上がりし、スーパーなどで影響が出ています。
(松木梨菜リポート)
「スーパーでは中東情勢悪化の影響が出始めています。お肉のトレーを包んでいるラップが値上げとなるそうです」
(買い物客は―)
「困りますね。想像がつかなくてどうなるんだろうと思うんですけど、早く政府に対応してもらいたい」
岡山市のスーパーでは、業務用のラップやフィルムのメーカーから値上げの通知があったそうです。
中東情勢の影響で、早いところでは4月中旬から価格を1.5倍に値上げすると知らせがありました。
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「メーカーさんも急なんで文書などは出せてなくて、商品が入ってこないから上げざる得ないんだと」
この店では野菜をラップやフィルムなどで包んで販売していますが、包装を変えることも検討しています。
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「肉とか魚は仕方ないけど、野菜はかごで売ったりとか、できるだけ使わなくていいものは使わない。(売り方も)昔に戻っていくのかもしれないです。トレーの方はリサイクルがまだ普及しているので値上げが遅くなると言われている」
この他、無料で配布しているナイロン袋も1.5倍ほど値上げすると通知があり、店では1枚5円で販売しているレジ袋などにも今後、影響が出てくるのではないかとみています。
業務用に加え、家庭用のラップやごみ袋などの価格への影響は?
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「値上げはないんですけれども、どこのメーカーさんも出荷調整といって急にたくさん発注されても手配できないのが現状なので、(当社は)チラシに入れるのが(特売が)難しくなるかもしれないなと懸念しています。不安は募りますよね」
ナフサ由来の製品高騰で家計の負担は?
石油製品の「ナフサ」を原料として作られているものの高騰が予想されています。
どれぐらい上がるのか、野村総研のエグゼクティブ・エコノミスト木内さんの試算では、ごみ袋や保存袋ラップは価格が3割ほどアップし、洗剤やシャンプーなどは約1~2割、雑貨やおもちゃなどの子供用品は最大4%アップすると試算しています。
石油製品などの値上げによる家計の負担も試算していて、年間で最大3万5100円にのぼるとしています。
医療現場でも懸念が広がっています。
岡山県では医療従事者などでつくる労働組合連合会が6日、県に対して医療資材の安定供給を要望しました。
医労連によると、点滴の管や点滴のバッグなどがナフサ由来であるため、すでに価格が1~2割アップしているそうです。不足すると命に関わるため、供給に影響が出ないよう岡山県に要望したということです。
私たちの暮らしへの影響が広がっています。