香川県丸亀市の本島で、若手の漁師たちが「タコ」の魅力を伝えるイベントを開きました。
人口257人の丸亀市・本島(11月1日時点)。11月23日、本島には親子ら約700人が訪れました。
開かれていたのは、本島でとれるタコの魅力を伝えるイベント「本島タコタコフェスティバル」。
島の漁師らが結成した「本島さかな部」が企画したもので、2023年で4回目です。
(野口真菜リポート)
「こちらでは生きダコの販売をしていて、ついさきほどまで泳いでいたタコを目の前でしめてくれます! 生きが良い……!」
このイベントは、子どもたちが食べたり触れたりしながらタコについて学べるようにと様々な体験が用意されています。
(解体ショーの様子)
大石さん「タコの脳みそは何個あるでしょう!」
参加者「2個!」「6個!」「3個!」
大石さん「正解は9個。頭に脳が1個と、足1本ずつに脳がついていると言われています」
本島さかな部の部長を務める本島の漁師・大石一仁さんは、クイズを交えながらタコの解体ショーを披露しました。
(本島さかな部/大石一仁 部長)
「タコってものすごく謎が深い、多い生き物なんです。そういったところも解体ショーとかで知ってもらえたらなと」
子どもたちはゲームにも挑戦。当たったタコは漁師にすぐにしめてもらいました。
(参加した子どもは―)
「当たりました! うれしかった」
「本島さかな部」には、島内外の70人の子どもたちが「部員」として所属。魚をさばいたり海岸の清掃をしたりと活動しています。
この日は「子ども部員」たちもスタッフとして活躍し、多くのお客さんをもてなしました。
(本島さかな部/子ども部員)
「また来てください!」
(本島さかな部/大石一仁 部長)
「タコは、塩飽諸島エリアに属する本島の漁師の収入源の半分ぐらいを占めているような、すごく島にとって大事な宝物です。タコの魅力を皆さんに感じてもらえて満足です」